こんにちは!静岡県浜松市のアパート・マンション大規模修繕専門店のハマリノです。
アパートやマンションの大規模修繕を進める際、「防犯対策」をどのように考えていますか?工事期間中は足場が設置され、工事関係者や搬入業者が頻繁に出入りするため、普段より防犯リスクが高まります。さらに、修繕後も防犯設備が不十分だと、空き巣や不法侵入のリスクが高まる可能性があります。
この記事では、大規模修繕中の防犯リスクを軽減する方法から、修繕を通じた防犯性の向上、さらには修繕後に必要な防犯チェックまでを詳しくご紹介します。
この記事を読むと、大規模修繕中や修繕後にできる具体的な防犯対策が分かり、建物のセキュリティを強化する方法を学べます。特に築20年以上のアパートやマンションを管理している大家さんにとって役立つ内容となっています。
大規模修繕中の防犯対策のポイント

大規模修繕工事中は、普段と建物の状況が異なるため、空き巣や不審者による侵入が起こりやすくなります。防犯対策を徹底することで、住民の安全を守り、トラブルを未然に防ぎましょう。
工事中の防犯リスクを減らす方法
1. 足場からの侵入を防ぐ
大規模修繕では、建物の外壁に足場を設置することが一般的です。この足場があることで、2階以上の住戸にも簡単に侵入できる環境ができてしまいます。以下の対策が有効です。
- 足場の周囲に防犯ネットを設置し、外部からの侵入を防ぐ。
- 足場の出入り口には鍵付きのフェンスを設置し、工事関係者以外の立ち入りを禁止する。
- センサーライトを足場周辺に設置し、夜間の不審者の接近を防ぐ。
2. 工事関係者の出入りを管理する
工事期間中は多くの人が出入りするため、工事関係者と不審者の区別がつきにくくなります。これを防ぐために、以下の管理を徹底しましょう。
- 工事業者に作業員証を発行し、入退場時に確認する。
- 工事関係者の名簿を作成し、管理会社や住民に共有する。
- 出入口を限定し、防犯カメラで記録を残すことで、万が一のトラブル時に対処できる。
3. 夜間の監視体制を強化する
工事が終わった後の夜間は特に無防備になりがちです。夜間の監視体制を強化することで、侵入やいたずらを防げます。
- 警備会社と連携して定期巡回を依頼する。
- 夜間でも建物周辺が明るくなるように照明を設置する。
- 住民にも夜間の異変に注意してもらうように周知する。
修繕工事で防犯性を強化する方法

大規模修繕は、防犯性を高めるための絶好の機会でもあります。修繕のタイミングで防犯設備を導入することで、犯罪の抑止効果を高めることができます。
セキュリティ強化のための設備導入
1. 玄関の強化
- オートロックシステムの導入で、外部の不審者の侵入を防ぐ。
- スマートロックの導入で、鍵の複製やピッキングを防止する。
- 宅配ボックスの設置で、不在時の荷物の盗難を防ぐ。
2. 窓やベランダの防犯強化
- 防犯フィルムを窓ガラスに貼ることで、ガラスを破って侵入するリスクを低減。
- 面格子や防犯シャッターを設置し、ベランダや1階住戸の安全性を向上。
防犯カメラとセンサーの活用術
- エントランス・駐車場・ゴミ置き場・共用廊下に防犯カメラを設置する。
- AI搭載の防犯カメラを導入し、不審な動きを自動検知できるようにする。
- 夜間の視認性を高めるために高感度カメラを採用する。
マンションでの防犯対策:住民ができること
1. 郵便受けや玄関の施錠を徹底する。
2. ゴミ置き場やエントランスで不審者を見かけたら、すぐに管理会社に報告する。
3. 防犯意識向上のため、住民同士で情報共有を行う。
防犯工事の費用と選び方
費用対効果の高い防犯工事の選択肢
- 低コストで防犯効果が高い設備(防犯フィルム、センサーライト)を導入する。
- 長期的にコストがかかる警備システムの費用対効果を見極める。
見積もりと契約時に注意すべきポイント
- 複数の業者から見積もりを取って比較する。
- アフターメンテナンスや保証内容を確認する。
修繕後に必要な防犯チェックリスト
完工後の防犯設備点検項目
- オートロックや防犯カメラが正常に作動しているか確認する。
- 共用部の鍵の管理体制を見直す。
定期的な防犯対策の見直し方法
- 年1回以上、防犯診断を実施する。
- 住民の意見を取り入れ、必要に応じて防犯設備を追加する。